人種差別撤廃提案とパリ講和会議
筑摩選書 0284
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2024年7月 |
ISBNコード |
978-4-480-01803-8
(4-480-01803-4) |
税込価格 | 1,925円 |
頁数・縦 | 271,5P 19cm |
商品内容
要旨 |
一九一九年パリ講和会議、それは日本が初めて大国として世界の桧舞台に立った瞬間だった。日本による人種差別撤廃提案は、人種差別否定という重要な世界史上の意味を持つと同時に、大国日本が国際会議で注目を浴びた最初の案件だった。本書は日本が有色人種のために利他的に人権平等を主張したとことさら持ち上げるのでも、山東権益の取引材料として持ち出しただけと貶めるのでもなく、人種差別撤廃提案の真実の姿を明らかにし、その歴史的意義の正当な評価を試みるものである。 |
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目次 |
第1章 誰が人種差別撤廃提案を起草したのか |
出版社・メーカーコメント
第一次大戦後のパリ講和会議で日本が提出した人種差別撤廃提案の背景や交渉の経緯を様々な史料から徹底解明し、その歴史的な意義を客観的かつ正当に評価する。