• 本

動物福祉 世界の歩みと日本の取組み

出版社名 工作舎
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-87502-565-8
4-87502-565-3
税込価格 2,200円
頁数・縦 197P 19cm

商品内容

要旨

育てる、食す、護る、愛する。動物が健康で幸せに生きられることが、動物福祉(アニマルウェルフェア)の大前提。人は感情ではなく科学的な根拠に基づいて動物を飼養し、動物福祉に配慮して育てられるペットや畜産物の人間による利用は、否定されないことが望まれる。…しかし、動物倫理の探求は、いのちあるもの同士の永遠の課題として残りつづけるだろう。

目次

1 家畜(産業動物)の健康と幸せを考える―先行するEUの動物福祉と求められる日本の変革(アニマルウェルフェアの歴史と取組み
アニマルウェルフェアの先進国イギリスに学ぶ
動物福祉すなわち「食の安全性」
人生が主体ではない、豊かな未来のために)
2 シェルターメディスンをつくる―多くのいのちのためにできること(なぜシェルターでなくならないのか
シェルターならではの獣医療の難しさ
シェルターメディスン、変革の歩み)
3 ペットと共に生きる―人もペットも幸せな社会に(「動物福祉」の意味と「5つの自由」
動物虐待と向き合う
ペットをめぐる日本社会の現状と課題
人とペットの絆、幸せなつながり
動物福祉における飼い主とペットの相互に与える影響)

著者紹介

植木 美希 (ウエキ ミキ)  
神戸大学大学院博士課程修了、農業経済学を専門とする博士(東京大学・農学)。現在、日本獣医生命科学大学名誉教授
田中 亜紀 (タナカ アキ)  
日本獣医生命科学大学卒。カリフォルニア大学デービス校の獣医予防医学修士課程においてシェルターメディスンを専攻、その後同大の疫学部博士課程でシェルターメディスンと災害獣医学の研究者となる。2019年帰国。現在、日本獣医生命科学大学獣医学部特任教授
町屋 奈 (マチヤ ナイ)  
日本獣医生命科学大学卒業。公益社団法人日本動物福祉協会に勤務する獣医師・調査員となり、日本の動物福祉の向上をめざす。学術的な協力関係にある出身大学との協働により設置された社会連携講座「シェルターメディスン講座」で共同研究員として参加する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)