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結局、人生最後に残る趣味は何か

出版社名 草思社
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-7942-2737-9
4-7942-2737-X
税込価格 1,870円
頁数・縦 247P 19cm

商品内容

要旨

絵、詩、俳句、短歌、写真、能楽、書道、ギター、声楽、古書蒐集、散歩、旅、クルマ、料理…。あらゆる趣味の世界を究め尽くした、趣味人リンボウ先生の最終結論!人生にはなぜ趣味が必要なのか―。真の意義と楽しみの極意について語り尽くす。

目次

第1章 人生にはなぜ、趣味が必要なのか(趣味が人生にもたらすものとは?
暇つぶしと侮るなかれ、趣味と仕事は対等 ほか)
第2章 これから始めたい人、もっと究めたい人へのアドバイス(「定年後は趣味三昧」という大きな誤解
「趣味探し」は過去の経験がヒントに ほか)
第3章 上達なくして楽しみなし!(趣味が自己実現と実益に直結
なぜ「上手な素人」ではなくて「下手な玄人」を目指すべきか ほか)
第4章 趣味を究めた人だけがたどりつく場所(趣味を究めるとはオリジナリティを追求すること
いい写真と退屈な写真の違い ほか)
第5章 結局、人生最後に残る趣味は何か(作る楽しみ、もてなす楽しみ、料理は一生続けられる趣味
一手間と手際が肝心 ほか)

出版社・メーカーコメント

「趣味は何ですか?」と聞かれて、堂々と答えられる趣味がありますか? もしかすると「今は忙しいけれど、(将来)時間ができたらやりたい趣味がある」、という方も多いのではないでしょうか? このように何となく「趣味」というのは、時間やお金にじゅうぶんに余裕がないとなかなか真剣に取り組めないもの…と思われがちですが、本書ではまったく逆の提案をします。著者は一貫して、「寸暇を惜しんで趣味の時間を確保し、徹底的に究める」ことを勧めます。「趣味は本気で取り組むからこそ楽しくなり、思いがけない自己実現にもつながる」という、著者の趣味にかけるただならぬ情熱と熱意は、「趣味=ひまつぶし」という誤解を解き、「趣味」の概念を根底からくつがえします。また、趣味初心者でも上級者でもおもしろく読めるように、「人生における趣味の意義」からひもとき、趣味の見つけ方や始め方、さらには究め方、そして究めた先にある楽しみや境地について、わかりやすく体系的に綴られています。本書の最後では、絵、詩、俳句、短歌、写真、能楽、書道、ギター、声楽、古書蒐集、散歩、旅、クルマ、料理など、これまで多種多様な趣味の世界を究め尽くしてきた著者が、70代半ばを過ぎ、人生最後に真剣に取り組みたい趣味は何かについて明かします。それは、年齢を重ねてきた人なら、きっと共感するものとなっているはずです。長年の実体験に基づく内容は、大いに刺激となり、参考になることでしょう。また、趣味を通じて、自分らしい生き方を考え直すヒントにもなります。長い人生を見据えて、まさに今こそ読んでおくべき一冊となっています。

著者紹介

林 望 (ハヤシ ノゾム)  
1949年東京生まれ。作家・国文学者。慶應義塾大学文学部・同大学院博士課程満期退学(国文学)。東横学園女子短大助教授、ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社/文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(P・コーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で講談社エッセイ賞受賞。『謹訳源氏物語』(全十巻、祥伝社)で毎日出版文化賞特別賞。学術論文、エッセイ、小説、歌曲の詩作、能評論等、著書多数。古典表解書を多く執筆。また、若い頃から能楽の実技を学び、能公演における解説出演や能解説等を多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)