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恋愛社会学 多様化する親密な関係に接近する

出版社名 ナカニシヤ出版
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-7795-1766-2
4-7795-1766-4
税込価格 2,640円
頁数・縦 203P 21cm

商品内容

要旨

恋愛に巻き込まれているあなたにも、恋愛に疑問があるあなたにも、恋愛そのものに関心がないあなたにも―。晩婚と生涯独身者が増加しつつも、多くの人々が生涯にわたり様々な形で関わることになる「恋愛」。それは現代日本でどのように変化しつつあるのか。歴史的記述や量的・質的調査、そして多様な事例から、ポスト恋愛至上主義の時代に迫る必携入門書!

目次

1 社会制度としての恋愛と結婚(近代社会における恋愛の社会的機能
日本の家族社会学はいかに「出会いと結婚」を扱ってきたか
恋愛・結婚における親の影響―被差別部落の事例から)
2 実証研究からみる若者の恋愛と結婚(1980年代の「恋愛至上主義」―『non‐no』と『POPEYE』の言説分析を通して
若者の恋愛の優先順位―質問紙調査の結果から
リスク社会における恋愛と結婚―首都圏在住の未婚男性たちへのインタビューとフォーカス・グループ・ディスカッションによる調査から
恋愛は結婚において「必要」か、「オプション」か―首都圏と中国都市部の未婚女性たちへのインタビュー調査から)
3 現代の「恋愛」の諸相とその多様性(「異同探し」の誘惑を飼い慣らす―男性同性愛者の恋愛をめぐって
片思いと加害の境界を探る―交際経験の乏しい異性愛男性の関係構築に着目して
アイドルに対する恋愛感情を断罪するのは誰か―「ガチ恋」の苦悩に向き合う
2次元キャラクターへの恋愛―フィクトセクシュアル/フィクトロマンティックと対人性愛中心主義
ジェンダー平等な恋愛に向けて―異性愛主義的な性別役割を批判する)

著者紹介

高橋 幸 (タカハシ ユキ)  
石巻専修大学人間学部准教授。専門は社会学理論・ジェンダー理論
永田 夏来 (ナガタ ナツキ)  
兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授。専門は家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)