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賃上げ成長論の落とし穴

出版社名 日経BP日本経済新聞出版
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-296-12032-1
4-296-12032-8
税込価格 2,750円
頁数・縦 319P 19cm

商品内容

要旨

政策、雇用の安定、雇用慣行、共働き世帯の増加…これらの観点を抜きに賃上げを語れるのか?日本は長らく賃金が停滞していると言われているが、本当に賃金は上がっていないのか、上がっていないとすればその原因は何なのか。今後、経済構造が大きく変化するなかで、真因を認識せずに賃上げを実行すれば経済に負の効果を与えかねない。本書では多面的な視点から賃金を分析し、賃金のこれまでとこれからを徹底解説する。

目次

序章 「賃金がなぜ上昇しないのか」を考える前に
1章 日本の賃金を考える―賃金上昇の議論に向けて
2章 労働市場の動向と労働政策
3章 雇用形態別にみた賃金―正規雇用者の賃金
4章 労働市場の流動化と賃金
5章 受け取り手側からみた賃金変動
6章 今後の労働市場を考える
7章 賃金上昇論を考える―今後の賃金上昇のために

著者紹介

中村 二朗 (ナカムラ ジロウ)  
日本大学総合科学研究所客員教授。1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了(商学修士)、京都大学経済研究所助手、武蔵大学経済学部助教授、東京都立大学経済学部教授、日本大学大学院総合科学研究科教授・研究科長を経て現職。また、その間に名古屋大学経済学部、復旦大学管理学院(中国上海)、一橋大学経済研究所、内閣府経済社会総合研究所などの客員教授・客員主任研究官などを歴任。主な著書に、『日本の外国人労働力』(共著、日本経済新聞出版、日経・経済図書文化賞受賞、2009)、『日本の介護』(共著、沖永賞受賞、有斐閣、2017)などがある
小川 誠 (オガワ マコト)  
山九株式会社取締役、トシン・グループ株式会社顧問。1961年静岡県生まれ。1983年一橋大学経済学部卒業、労働省入省。1990年コロンビア大学経営大学院卒業。大分商工観光労働部職業安定課長、世界銀行派遣、厚生労働省外国人雇用対策課長、国土交通省観光資源課長、厚生労働省雇用政策課長、厚生労働省官房人事課長、経済産業省官房審議官(雇用・人材担当)、中央労働委員会事務局長、厚生労働省職業安定局長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)