• 本

豊臣政権の統治構造

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-8158-1181-5
4-8158-1181-4
税込価格 8,800円
頁数・縦 599,13P 22cm

商品内容

要旨

新たな時代を形作った“豊臣の平和”を問い直す。秀吉の「天下一統」は、日本・東アジアの近世化をいかに導いたのか。それは単なる「専制」だったか。実務を担う奉行らと自律的な在地社会の交渉から、複数の“首都”の成立、朝鮮侵略による転換まで、支配機構の全容と政策の柔軟性を一貫した視座で把握し、政権像を鮮やかに更新する。

目次

豊臣政権研究序説
第一部 豊臣政権の内部構造(豊臣氏奉行発給文書考
豊臣政権の算用体制
豊臣政権の訴訟対応
秀吉死後の政権運営)
第二部 豊臣政権の国家編成(豊臣政権の京都再編
豊臣政権の“首都”と城郭
豊臣政権の竹木統制
豊臣政権の大名課役)
第三部 対外戦争と国内統治(壬辰戦争と“豊臣の平和”
壬辰戦争時の国内政策
豊臣政権の「喧嘩停止」と畿内・近国社会
豊臣大名の領国統治)
豊臣政権論

出版社・メーカーコメント

秀吉の「天下一統」は、日本・東アジアの近世化をいかに導いたのか。それは単なる「専制」だったのか。実務を担う奉行らと自律的な在地社会の交渉から、複数の〈首都〉の成立、朝鮮侵略による転換まで、支配機構の全容と政策の柔軟性を一貫した視座で把握し、政権像を鮮やかに更新する。

著者紹介

谷 徹也 (タニ テツヤ)  
1986年生まれ。現在、立命館大学文学部准教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)