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戦火のバタフライ

出版社名 講談社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-06-537659-1
4-06-537659-9
税込価格 2,585円
頁数・縦 493P 20cm

商品内容

要旨

太平洋戦争末期。前線も本土も戦場だった。数え切れない命が散った。南方戦線でただ一人生き残った尾崎、東京大空襲で家族を失ったさくら。前線でさくらの兄に命を救われ、厚生省職員となった尾崎は、大物政治家の助力を得て民間戦争被害者への国家補償の実現を目指す。そんな尾崎の身辺に次々と不審な出来事が起き、署名運動を始めたさくらも思わぬ妨害に遭う。何者かの思惑。官僚組織の論理。見え隠れする特務機関の影。立ちはだかる時間の壁。時を経て、世代を超えて、それでも彼らは命がけで思いをつないでいく。「信じよう。天国はある。地獄を作れるように、天国も作れる」

出版社・メーカーコメント

父から1冊のノートを託された大学生。そこには血腥く、謀略にまみれた昭和の暗部が綴られていた。東京大空襲から80年。いまだ実現しない空襲被害者への戦後補償に挑み続ける人々の、世代を超えた戦いを描き切る超大作。

著者紹介

伊兼 源太郎 (イガネ ゲンタロウ)  
1978年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。新聞社勤務などを経て、2013年に『見えざる網』で第33回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)