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ゴリラ裁判の日

講談社文庫 す53−1

出版社名 講談社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-06-539247-8
4-06-539247-0
税込価格 891円
頁数・縦 397P 15cm

商品内容

要旨

名前はローズ。メス、というより女性と言った方がいいだろう。高い知能を持ち、言葉を解し、「会話」もできるゴリラだ。人間の子供を助けるためという理由で夫を射殺された彼女は、人間に対し裁判を起こす。ゴリラの命は人間よりも軽いのか―。私たちの“当たり前”を問う感動巨編。第64回メフィスト賞受賞作。

出版社・メーカーコメント

満場一致のメフィスト賞受賞作にしてデビュー作がいよいよ文庫化。まさかゴリラに泣かされる日がくるとは−−数多の作家、書評家、書店員の度肝を抜いた全人類必読のミステリー! 「ダ・ヴィンチ」プラチナ本! 読書メーター「読みたい本ランキング」1位!京極夏彦さん、宮部みゆきさん、宮内祐介さん、五十嵐律人さん、斜線堂有紀さん、宮島未奈さん、QuizKnock河村拓哉さんなどが大絶賛!!カメルーンで生まれたニシローランドゴリラ、名前はローズ。メス、というよりも女性といった方がいいだろう。ローズは人間に匹敵する知能を持ち、言葉を理解し「会話」もできる。彼女は運命に導かれ、アメリカの動物園で暮らすようになる。そこで出会ったゴリラと愛を育み、夫婦の関係となった。だが −− 。その夫ゴリラが、人間の子どもを助けるためにという理由で、銃で殺されてしまう。どうしても許せない。 ローズは、夫のために、自分のために、人間に対して、裁判で闘いを挑む!正義とは何か? 人間とは何か? アメリカで激しい議論をまきお こした「ハランベ事件」をモチーフとして生み出された感動巨編。

著者紹介

須藤 古都離 (スドウ コトリ)  
1987年神奈川県生まれ。青山学院大学卒業。2022年『ゴリラ裁判の日』で第64回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)