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赤ちゃんは世界をどう学んでいくのか ヒトに備わる驚くべき能力

光文社新書 1364

出版社名 光文社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-334-10669-0
4-334-10669-2
税込価格 1,012円
頁数・縦 240P 18cm

商品内容

要旨

赤ちゃんは生まれながらに利他的である。たとえ自分の取り分が減っても他人に大事なものを分け与えるし、他者を助けることが好き。正義の味方を好み、悪者には処罰感情を持つ。生後半年で計算もできる。そして赤ちゃんはいつも、学びたい。学ぶ相手を選んで瞬く間に自分のものにする学習能力は、最先端AIの能力をはるかに凌ぐ。これらはすべて最新の心理学研究が明かした、ヒトが生まれながらに持つ―そして大人になるにつれ失われることの多い―驚きの能力なのだ。本書は、気鋭の赤ちゃん研究者にして二児の母でもある著者が、最先端科学の知見を通じて人間の本質とは何かを問い、希望の未来を描く書である。

目次

1章 赤ちゃんは学びたい
2章 赤ちゃんと道徳
3章 赤ちゃんとことば
4章 赤ちゃんとメディア
5章 赤ちゃんと絵本
6章 赤ちゃんとロボット

出版社・メーカーコメント

赤ちゃん研究は、赤ちゃんに関わる人のためだけに行われているのではない。赤ちゃんを研究することは、人間の本質的な能力を探ること。世界各国で大規模な研究が行われ、NTTが最先端の情報技術の研究所の中に「赤ちゃん心理学研究チーム」を置いているのは、赤ちゃん学が未来の技術開発につながる研究だからだ。これは、気鋭の若手研究者が最先端赤ちゃん研究を通じて、驚くべき人間の本質を明かし、希望の未来を描く本である。

著者紹介

奥村 優子 (オクムラ ユウコ)  
徳島県生まれ。NTTコミュニケーション科学基礎研究所協創情報研究部コミュニケーション発達研究グループ主任研究員。2014年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。専門は赤ちゃん心理学。赤ちゃんの学習や言語発達、教育支援に関する研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)