アフターブルー
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2025年7月 |
ISBNコード |
978-4-06-539158-7
(4-06-539158-X) |
税込価格 | 2,255円 |
頁数・縦 | 276P 19cm |
商品内容
要旨 |
納棺師、遺品整理士、生花装飾技能士…葬儀関係のプロ集団「株式会社C・F・C」。事故、事件、自殺など、損傷の激しい遺体を専門に扱う「二課」は、無残な状態から生前の面影を復元するのがミッション。二課には毎日のように遺体が運ばれてくる。入学式を明後日に控え線路に正座していた少年、ごみ屋敷で餓死した男性、幼い二人の子を残し交通事故に遭った母親、飛び降りる瞬間をSNS配信していた少女―二課の納棺師たちはその手で、失われた生前の面影を復元していく。愛する人が突然この世を去った時、どうすれば立ち上がれるのか。あの人はなぜ命を絶ったのか。遺された者はどう生きればいいのか。それぞれに“喪失”を抱えた納棺師たちもまた、明日を生きる微かな光を見出していく。小説初執筆。慟哭必至の大型新人デビュー作。第19回小説現代長編新人賞受賞作。 |
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出版社・メーカーコメント
選考委員瞠目! 第19回小説現代長編新人賞受賞作 今村翔吾さん「執念の如き力を感じた」塩田武士さん「朝宮さんの『業』に、私は期待している」中島京子さん「チャレンジングな作品」凪良ゆうさん「著者にしか書けない光と闇」宮内悠介さん「シンプルに心を動かされた」薬丸岳さん「一番に推した」5人の納棺師たちは全力を尽くす。遺された人々が、最後に顔を見てお別れを言えるように。「どんなに考えても、探しても、人が死んだ理由なんて絶対に見つからないんだよ」納棺師、遺品整理士、生花装飾技能士……葬儀関係のプロ集団「株式会社C・F・C」。とりわけ損傷の激しい遺体を専門に扱う「二課」は、無残な状態から生前の面影を復元するのがミッション。事故、事件、自殺ーー二課には毎日のように遺体が運ばれてくる。入学式を明日に控え線路に正座していた少年、ゴミ屋敷で餓死した男性、幼い我が子を残して事故に遭った母親、飛び降りる瞬間を動画配信していた少女ーー二課の納棺師たちはその手で、失われた生前のおもかげを復元していく。愛する人が突然この世を去った時、どうすれば立ち上がれるのか。あの人はなぜ命を絶ったのか。遺された者はどう生きればいいのか。それぞれに「喪失」を抱えた納棺師たちもまた、明日を生きる微かな光を見出していく。