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獄中記

岩波現代文庫 社会 184

出版社名 岩波書店
出版年月 2009年4月
ISBNコード 978-4-00-603184-8
4-00-603184-X
税込価格 1,210円
頁数・縦 599,8P 15cm

商品内容

要旨

微罪容疑によって逮捕、接見禁止のまま五一二日間勾留された異能の外交官は、拘置所のカフカ的不条理の中で、いかなる思索を紡いでいたのか。哲学的・神学的問いを通して難題に取り組んだ獄中ノート六二冊。文庫版書き下ろしの新稿では小沢氏秘書問題を独自分析。また、独房の「所内生活の心得」を初公開する。

目次

第1章 塀の中に落ちて―二〇〇二年五月二〇日(七日目)から七月二八日(七六日目)まで
第2章 公判開始―七月二九日(七七日目)から九月二七日(一三七日目)まで
第3章 獄舎から見た国家―九月二八日(一三八日目)から一二月三一日(二三二日目)まで
第4章 塀の中の日常―二〇〇三年一月一日(二三三日目)から六月一五日(三九八日目)まで
第5章 神と人間をめぐる思索―六月一八日(四〇一日目)から八月二八日(四七二日目)まで
第6章 出獄まで―八月二九日(四七三日目)から一〇月九日(出獄後一日目)まで
付録

著者紹介

佐藤 優 (サトウ マサル)  
在英日本国大使館、ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、95年より外務省本省国際情報局分析第一課。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。05年2月執行猶予付き有罪判決を受け、現在上告中。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(毎日出版文化賞特別賞、新潮文庫)『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、新潮文庫)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)