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• 福文堂書店本店 （愛知県名古屋市中区）

内向的で繊細な青年と厳格な父。
なぜこうも分かり合えないのか、、、。

幼い頃から厳しく育てられてきたハンスが、
エリート校である神学校に入学し、
友達や恋人と付き合ううちに、
これまでの生き方に疑問を感じます。
そこからハンスの世界がこれまでとは違ったものになっていくのですが、、、。

繊細な息子と、厳しい父親の親子関係や、
そこから生じるハンスの悩みや葛藤は、
読み進めるにつれて、心臓がキューっと締め付けられるような思いがしました。
ラストは本当に切なく、辛い結末が待っています。
楽しく気軽に読める本ではありませんが、
しっかりがっつり本と向き合いたい時に読む本です。

（2014年12月17日）