内容詳細要旨(情報工場提供) 日本人の特性として誰もが持っていながら気づくことのなかった「甘え」の心理を指摘し、「甘え」をキーコンセプトとして西洋人と比較した日本人論を展開した古典的名著。「甘え」という言葉が日本語特有のものであることから、他者や集団への依存が日本人の精神や日本社会の構造の根底にあることを分析。著者の専門である精神医学のみならず、言語学、社会学、哲学など多方向から「甘え」の本質に迫っている。初版の発行は1971年だが、その後、時代の変化に応じて、1980年に「「甘え」再考」、1991年に刊行20周年に際する新しい序文、2007年には「「甘え」今昔」が書き加えられている。著者は、聖路加国際病院精神科医長、東京大学医学部教授、国立精神衛生研究所所長等を歴任し、2009年に逝去。 |
商品内容
要旨 |
親しい二者関係を基盤とする「甘え」の心性が失われ、無責任な「甘やかし」と「甘ったれ」が蔓延しています。変質しつつある日本社会の根底に横たわる危機を分析した書下し論考“「甘え」今昔”を加えた新増補版。 |
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目次 |
「甘え」今昔 |
おすすめコメント
「甘え」が失われた社会に「甘やかし」と「甘ったれ」が蔓延している。変質しつつある日本社会の根底に横たわる危機を鋭く分析した書下し論考<「甘え」今昔>を加えた増補普及版。−−いまこそ読まれるべき不朽の名著です。