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「富士見」の謎 一番遠くから富士山が見えるのはどこか?

祥伝社新書 239

出版社名 祥伝社
出版年月 2011年6月
ISBNコード 978-4-396-11239-4
4-396-11239-4
税込価格 880円
頁数・縦 255P 18cm

商品内容

要旨

どこからどのように富士山が眺められるかを研究しつづけた著者は、全国20都府県のビューポイントをくまなく調査し、ついに富士山可視マップを作り上げた。また、都内各地の路上から見られる富士を次々と発見。北斎の『冨嶽三十六景』に描かれた富士の秘められた謎の解明にも挑む。さまざまな「富士見」を通じて、富士山に情熱を注いだ日本人の姿が立ち現われてくる。

目次

第1章 可視マップで探る、富士山が見える地域(福島県―富士山が見える最北の地
茨城県―筑波山が壁となってしまう水戸方面 ほか)
第2章 都内路上富士(千代田区
港区 ほか)
第3章 『冨嶽三十六景』の謎を、デジタルで読み解く(富士山ではない「桶屋富士」
北斎は「トンネル富士」のパイオニア ほか)
第4章 乗り物から見る富士山(私の通勤車窓展望
東海道新幹線 ほか)

出版社・メーカーコメント

眺めて楽しむ「富士山」学 [問]次のうち、実際に富士山が見えるのはどこでしょう? (1)八丈島 (2)銚子ポートタワー (3)苗場山 答え───3地点とも富士山が見えます 【本書の内容から】 ●富士山の見える最北の地は福島県・二本松市 ●箱根の湯からは、けっして見えない ●山の上からしか見えない長野県 ●東京の中央区・台東区・墨田区・北区…地面から見られない区 ●北斎『冨嶽三十六景』の「桶屋富士」は富士山ではない ●『冨嶽三十六景』「凱風快晴」の赤富士は、静岡側か山梨側か ●『冨嶽三十六景』「甲州三島越え」の巨木は何を隠した? ●下りの東海道新幹線で左側に富士山が見えるのはどこ? ●東北新幹線も富士山が楽しめる ●山手線からの「車窓富士」が消えてしまった ●ここが東名高速と中央高速のビューポイント etc. ■「富士山」を見ることに、とことんこだわった本 富士山が見える東の端(はし)は銚子。南の端は八丈島で、西の端は和歌山県色川(いろかわ)富士見峠。では、富士山が望める最北の地は? 福島県二本松市から富士山が見えると確認されたのは近年のことで、ここより北では報告例がない。 どこからどのように富士山が眺められるかを研究しつづけた著者は、全国20都府県のビューポイントをくまなく調査し、ついに富士山可視マップを作り上げた。 また、都内各地の路上から見られる富士を次々と発見。北斎の『冨嶽三十六景』に描かれた富士の秘められた謎の解明にも挑む。さまざまな「富士見」を通じて、富士山に情熱を注いだ日本人の姿が立ち現われてくる!

著者紹介

田代 博 (タシロ ヒロシ)  
1950年、広島県生まれ。神奈川県立高校教諭を経て、筑波大学附属高校社会科(地理)教諭。聖心女子大学、専修大学講師、日本国際地図学会、日本地図センターなどの評議員を務める。NHK高校講座の地理講師としての人気も高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)