灯台守の話
白水Uブックス 175 海外小説の誘惑
| 出版社名 | 白水社 |
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| 出版年月 | 2011年8月 |
| ISBNコード |
978-4-560-07175-5
(4-560-07175-6) |
| 税込価格 | 1,650円 |
| 頁数・縦 | 259P 18cm |
商品内容
| 要旨 |
孤児となった少女シルバーは、不思議な盲目の老人ピューにひきとられ、灯台守の見習いとなる。夜ごとピューが語る、数奇な二重生活を送った牧師の物語に導かれ、やがてシルバーは真実の愛を求めて独り旅立つ―二つの孤独な魂の遍歴を描いた傑作長編。 |
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おすすめコメント
孤児となった少女シルバーは、不思議な盲目の灯台守ピューにひきとられる。夜毎ピューが語る、ダーク牧師の数奇な人生の物語に導かれ、やがてシルバーは真実の愛を求めて独り旅立つ―― 「大西洋の荒波に臨んでそびえる荒涼とした怒りの岬(ケープ・ラス)、“海になぶられ、岩に噛まれ、砂に研がれた貝殻みたいな町”ソルツ、トリスタンとイゾルデの挿話の中の海、どれも読んでいて鼻先に潮の匂いが香ってくるようだし、すべてのものが闇に浸され、物を食べれば闇の味まで一緒に味わうような灯台の暮らしのくだりなどは、永遠にここばかり訳していたいと思ったほどだった。」(「訳者あとがき」より)