奇跡の職場 新幹線清掃チームの“働く誇り”
出版社名 | あさ出版 |
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出版年月 | 2013年12月 |
ISBNコード |
978-4-86063-657-9
(4-86063-657-0) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 215P 19cm |
内容詳細要旨(情報工場提供) (株)JR東日本テクノハートTESSEI(通称:テッセイ)は、新幹線の車内清掃を担当する会社である。しかしそこで働く清掃スタッフは、自分たちの仕事を単に「新幹線をキレイにすること」とは考えていない。新幹線を利用するお客様の「旅の思い出づくり」のための「おもてなし」と位置づけ、スタッフ各人が常にお客様のためにどんなサービスができるかを考えながら仕事をしている。その仕事ぶりは国内外で高く評価され、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドの社員が見学に来たり、米CNNをはじめ数多くのメディアが紹介したりしている。本書は、3K職場そのもので、スタッフの多くも「たかが掃除」と考えていたテッセイが、『奇跡の職場』と呼ばれるまでに変化したプロセスと、その根底に流れるポリシーを明らかにしている。著者は、国鉄入社以来40年以上安全対策の専門家として勤務した後、テッセイの取締役に就任、同社を「おもてなし集団」に変革させ、現在は同社の“おもてなし創造部長”を務めている。 |
商品内容
要旨 |
『新幹線お掃除の天使たち』で話題沸騰―3K職場だったTESSEI(テッセイ)が、世界最強の「おもてなし集団」に変わるまで。 |
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目次 |
第1章 なぜ「3K」の仕事が奇跡の職場になったのか? |
出版社・メーカーコメント
10万部を突破した『新幹線 お掃除の天使たち」で話題沸騰中の、新幹線清掃チームTESSEI(テッセイ)。 その取り組みは今や世界から注目され、アメリカのCNNやハーバード、フランス、エジプト、韓国など世界各国から視察や取材が殺到しているほど。 いわゆる「3K」の、進んでやりたい人もいない仕事が、なぜ世界の注目する「おもてなし集団」になったのか? その秘密を、仕掛人が自ら語ります!
著者コメント
新幹線の運行スケジュールの関係上、車内の清掃にはわずか7分しか与えられません。ですから作業はきつく、息つく暇もありません。遅れれば新幹線の運行を乱す危険すらありますから、緊張感も筆舌に尽くしがたいものがあります。 それでも、スタッフは生き生きと働いてくれるのです。それはなぜか。 テッセイの仕事は積極的に応募してくる人もまずいない、どちらかといえば誰もやりたがらない仕事でした。 そんな仕事に対してやる気を出してもらうために私が考えたのは、現場で働く人に仕事への「誇り」と「生きがい」を持ってもらうことでした。 そしてそのために組織を変えていったのです。 最初は仕事に何の希望も持ち合わせていなかったようなスタッフの多くは、テッセイで劇的に変化しました。私が変えたのではありません。彼ら彼女らがもともと持ち合わせていた仕事に対する自分の思いを率直に語り、実践し始めたのです。 テッセイを「奇跡の職場」と呼んでいただいたことがありますが、それもすべて現場のスタッフの力です。その姿には、どんな仕事にも共通する本質が隠されているようにも思います。 本書を通じ、何かを感じていただければ幸いです。