ママがおばけになっちゃった!
講談社の創作絵本
出版社名 | 講談社 |
---|---|
出版年月 | 2015年7月 |
ISBNコード |
978-4-06-133267-6
(4-06-133267-8) |
税込価格 | 1,320円 |
頁数・縦 | 〔32P〕 24cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全2件
-
-
子どもにとって、最も大切なもの
-
おすすめ度
- 高村書店 (岩手県二戸市)
「もしもママが死んでしまったら」ではなく「ママが死んでしまった!」というお話。
最初は、子どもにとって母親と言うのは特別な存在なので、あまりにも酷な話しではないかと思いました。
でも「大切なモノを失うというのはどんな気持ちなのか」を考える良いきっかけになることをこの絵本は教えてくれるのだと思います。
子どもにとっても、親にとっても、当たり前にある『かけがえのないもの』に感謝する心。
ユーモアも交えながら本書は教えてくれるのだと思います。
巻末に『ママ宛』『子ども宛』メッセージを書き込めるページがあります。
個々のメッセージを入れてプレゼントするとより、気持ちもこもった贈り物になること間違いなしです。(2016年5月4日)
-
おすすめ度
-
-
おすすめ度
- 伊吉書院類家店 (青森県八戸市)
ママは くるまにぶつかって おばけになりました。
このお話は衝撃的な一文からはじまります。4歳の息子のかんたろうを残して
突然この世を去ってしまうことになった母。心配なのはやはり息子のこと。
よるの12時を過ぎるとかんたろうの部屋へあらわれて…。
これから自分とはなれ生きていかなければならない息子を励ます母の想い、そして、ママへの『大好き』の気持ちが抑えきれないかんたろうの姿。ふたりの気持ちが痛いほどつたわってきます。
子育てはなかなか思うようにいかずイライラすることもありますね。でもそんなことも全部含めて大切な存在なんだと改めて感じることができる絵本だと思います。
お子さんだけでなく大人の方にも是非おすすめしたい一冊です。(2015年10月1日)
-
おすすめ度
他の書店レビューを見る
-
商品内容
文学賞情報 |
2016年
第2回
沖縄書店大賞受賞 |
---|---|
要旨 |
「ママ、すごい!とうめいですけてるよ!」「そうよ、おばけなんですもの。」「ぼく、どうすればいいの?」「ぼくがママのこどもでよかった?」さよならのまえに、かんたろうとおっちょこちょいのママがつたえた、「だいすき」のきもち。おっちょこちょいのママだけど、むすこのかんたろうが、なによりもたいせつ。いいところも、ダメなところも、かぞえきれないくらいの「すき」でいっぱい。クスリと笑って、ホロッと涙して…対話を通じて、親から子へ、子から親へ、心をつたえる絵本。対象年齢:3歳から。 |
おすすめコメント
ママは、くるまに ぶつかって、おばけに なりました。「あたし、しんじゃったの? もう! しぬ ときまで おっちょこちょいなんだから!」 とつぜん、〃おばけ〃になってしまったママ。いちばん心配なのは、4歳になる息子のかんたろうのことです。よる、12時をすぎると、かんたろうの部屋に現れて……。生まれてきてよかったこと。いいところも、ダメなところも、かぞえきれないくらいの「好き」でいっぱい。ママは、これから生きていくかんたろうを励ましながら、じっくりと話をします。かんたろうも、ママへの思いを伝えながら、ちゃんと前を向いていきます。おもわずクスッとわらってしまう、でも、ホロリときてしまう。「このこ、わたしがいなくなったら、どうなっちゃうの?」 親子なら誰でも抱いている大切な気持ちが、ぎゅっと詰まった絵本です。