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今ひとたびの、和泉式部

出版社名 集英社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-08-771045-8
4-08-771045-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 357P 20cm

商品内容

文学賞情報

2018年 第10回 親鸞賞受賞

要旨

式部とわたしは、もしかしたら、前世からの縁で結ばれているのかもしれない―。童女御覧の日、怯えた自分を御簾の間から抱きとめてくれた女性、それが和泉式部だった―。式部の養父母である大江匡衡と赤染衛門の娘・江侍従は式部に魅せられ、「和泉式部物語」からあえて省かれてしまった真実を探ろうと奔走する。そして辿りついた、恐ろしくも哀しい結末とは…。

出版社・メーカーコメント

優れた歌人として、また藤原道長から「浮かれ女」と呼ばれ、恋多き女として語られる和泉式部。恋をしたのは次々と恋を失ったから、不運な出来事が続いたから……。和泉式部の実像に迫る、歴史小説。

著者紹介

諸田 玲子 (モロタ レイコ)  
静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒。外資系企業勤務を経て、向田邦子、橋田壽賀子、山田洋次などの台本のノベライズや翻訳を手がけた後、作家活動に入る。1996年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、2007年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、2012年『四十八人目の忠臣』で歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)