レンマ学
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2019年8月 |
ISBNコード |
978-4-06-517098-4
(4-06-517098-2) |
税込価格 | 2,970円 |
頁数・縦 | 469P 20cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 「レンマ」という言葉を聞いたことがあるだろうか。ジレンマやトリレンマに含まれるレンマと語源を同じくし、古代ギリシャでは、ロゴス(論理)と対置する、もう一つの理性とされた。東洋では大乗仏教によって人類の根本的な知性こそがレンマであり、ロゴスはそこからの派生体にすぎないと考えられた。本書は、『チベットのモーツァルト』『アースダイバー』等の著作で知られる思想家の中沢新一氏が、AIが進化を続ける現代にあって、人間が本来有している知の働きである「レンマ」の知見を深めるべく、新たな学問として打ち立てようとしている深遠な「レンマ学」の世界へと我々を誘う書である。レンマ学は「すべてのものは時間的概念を超えて無秩序につながる」という、大乗仏教の『華厳経』などに示された「縁起」の考え方や、明治・大正期に活躍した博物学者、南方熊楠が研究した粘菌の生態などを元にした壮大な「知」の理論である。著者の中沢新一氏は1950年生まれ。現在は、明治大学野生の科学研究所所長を務める。 |
商品内容
要旨 |
大乗仏教、哲学、量子論、言語学、精神分析、数学、生命科学、脳科学…を超えて。東洋知の結晶した華厳経の潜在力を大展開する未来のサピエンス学へ! |
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目次 |
レンマ学の礎石を置く |
おすすめコメント
『チベットのモーツァルト』『カイエ・ソバージュ』など数々の著書をもつ稀代の思想家・中沢新一。その思考の集大成。