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メキシコDF

テクストとしての都市

出版社名 東京外国語大学出版会
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-904575-78-9
4-904575-78-4
税込価格 2,090円
頁数・縦 263P 19cm

商品内容

要旨

街はひとつのテクストである。都市を歩きながら、人はただその表層を眺めるのではない。文献を通じ、想像力を通じ、他者の記憶を通じて、その街角の異なる相貌を幻視してもいる―深層に息づく声たちによって立ちあがる新しい風景。時空を超える紀行文学的都市論!

目次

プロローグ コンデサ―美しい時代
1 アナワク―空気の最も澄んだ土地
2 ソカロ―地下から溢れ出る詩情
3 トラテロルコ三文化広場―血塗られた広場
4 テペヤクのグアダルーペ聖母聖堂―傾くキリスト教文明
5 メルセーからテピートにかけて―愛すべき隣近所
6 コヨアカン―嘆き声が聞こえてくる街
7 サン・アンヘル―幻のトラムに乗り換えて
8 セントロ―冥府の詩が聞こえる
エピローグ 書物と図書館―テクストの都市を旅する

著者紹介

柳原 孝敦 (ヤナギハラ タカアツ)  
1963年鹿児島県名瀬市(現・奄美市)生まれ。東京外国語大学大学院博士後期課程満期退学。博士(文学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)