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哲学の起源

岩波現代文庫 学術 413

出版社名 岩波書店
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-00-600413-2
4-00-600413-3
税込価格 1,342円
頁数・縦 262P 15cm

商品内容

要旨

デモクラシーの理想とされるアテネの直接民主制は、実は自由ゆえに平等であった古代イオニアのイソノミア(無支配)再建の企てであった。イオニアの自然哲学をイソノミアの記憶を保持するものとして読み解き、アテネ中心のデモクラシー神話を解体する。『世界史の構造』を経て、社会構成体の歴史の起源を刷新する野心的試み。

目次

序論(普遍宗教
倫理的預言者 ほか)
第1章 イオニアの社会と思想(アテネとイオニア
イソノミアとデモクラシー ほか)
第2章 イオニア自然哲学の背景(自然哲学と倫理
ヒポクラテス ほか)
第3章 イオニア自然哲学の特質(宗教批判
運動する物質 ほか)
第4章 イオニア没落後の思想(ピタゴラス
ヘラクレイトス ほか)
第5章 アテネ帝国とソクラテス(アテネ帝国と民主政
ソフィストと弁論の支配 ほか)

出版社・メーカーコメント

デモクラシーの理想とされるアテネの直接民主制は、実は自由ゆえに平等であった古代イオニアのイソノミア(無支配)再建の企てであった。イオニアの自然哲学をイソノミアの記憶を保持するものとして読み解き、アテネ中心のデモクラシー神話を解体する。『世界史の構造』を経て、社会構成体の歴史の起源を刷新する野心的試み。

著者紹介

柄谷 行人 (カラタニ コウジン)  
1941年兵庫県尼崎市生まれ。評論家。東京大学大学院英文学修士課程修了。法政大学教授、近畿大学教授、コロンビア大学客員教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)