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雷神

出版社名 新潮社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-10-300337-3
4-10-300337-5
税込価格 1,870円
頁数・縦 375P 20cm

商品内容

要旨

埼玉で小料理屋を営む藤原幸人のもとにかかってきた一本の脅迫電話。それが惨劇の始まりだった。昭和の終わり、藤原家に降りかかった「母の不審死」と「毒殺事件」。真相を解き明かすべく、幸人は姉の亜沙実らとともに、30年の時を経て、因習残る故郷へと潜入調査を試みる。すべては、19歳の一人娘・夕見を守るために…。なぜ、母は死んだのか。父は本当に「罪」を犯したのか。村の伝統祭“神鳴講”が行われたあの日、事件の発端となった一筋の雷撃。後に世間を震撼させる一通の手紙。父が生涯隠し続けた一枚の写真。そして、現代で繰り広げられる新たな悲劇―。ささいな善意と隠された悪意。決して交わるはずのなかった運命が交錯するとき、怒涛のクライマックスが訪れる。

おすすめコメント

埼玉で小料理屋を営む藤原幸人は、「秘密」抱えていた。それは、一人娘の夕実には絶対に明かすことができないものだった。 ある日、家の電話が鳴る。声の主は幸人に、家族の平穏を揺るがす衝撃の事実を伝える…。 ここまでやるかと驚嘆する、著者史上最強の破壊力!

出版社・メーカーコメント

ある一本の電話が引き金となり、故郷へ赴くこととなった幸人。しかし、それは新たな悲劇の幕開けに過ぎなかった――。村の祭が行われたあの日。一筋の雷撃がもたらした、惨劇の真相と手紙の謎。父が遺した写真。そして、再び殺意の渦中へ身を置く幸人たちを待ち受ける未来とは、一体。著者の新たな到達点にして会心の一撃。

著者紹介

道尾 秀介 (ミチオ シュウスケ)  
1975年、東京都出身。2004年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、作家としてデビュー。07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞を受賞。10年『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞を受賞する。11年『月と蟹』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)