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白光

出版社名 文藝春秋
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-16-391402-2
4-16-391402-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 498P 20cm

商品内容

要旨

「絵師になります」明治5年、そう宣言して故郷の笠間(茨城県)を飛び出した山下りん。画業への一途さゆえに、たびたび周囲の人々と衝突するりんだったが、やがて己に西洋画の素質があることを知る。工部美術学校に入学を果たし、西洋画をさらに究めんとするりんは導かれるように神田駿河台のロシヤ正教の教会を訪れ、宣教師ニコライと出会う―。日本初のイコン画家、画業に捧げた生涯。

おすすめコメント

日本人初のイコン画家・山下りん。明治時代にロシアへ渡り、信仰と芸術の狭間で揺れながら激動の日露近代史を生き抜いた女性の生涯。 日本人にとって信仰とは何か。著者渾身の大作!

著者紹介

朝井 まかて (アサイ マカテ)  
1959年、大阪府生まれ。2008年に「実さえ花さえ、その葉さえ」で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞してデビュー(『実さえ花さえ』に改題)。13年『恋歌』で本屋が選ぶ時代小説大賞、14年に直木賞を受賞。同年『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞、15年『すかたん』で大阪ほんま本大賞、16年『眩』で中山義秀文学賞、17年『福袋』で舟橋聖一文学賞、18年『雲上雲下』で中央公論文芸賞、『悪玉伝』で司馬遼太郎賞、19年に大阪文化賞、20年『グッドバイ』で親鸞賞、21年『類』で芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)