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音楽評論の一五〇年 福地桜痴から吉田秀和まで

出版社名 音楽之友社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-276-20116-3
4-276-20116-0
税込価格 3,850円
頁数・縦 352,15P 19cm

商品内容

要旨

福地桜痴、四竈訥治、大田黒元雄、堀内敬三、河上徹太郎、吉田秀和、雑誌『音楽と文学』、『音楽之友』、芸大楽理科…。明治維新から150年余りの近現代史の中で音楽評論家とメディアはどう育まれたか?音楽評論そのものの意味を問い直す!

目次

第1章 「音楽がわからない」音楽評論家―福地桜痴と『東京日日新聞』
第2章 学校音楽に期待をかける『音楽雑誌』―四竈訥治の時代
第3章 「一私人の一私言」を超える演奏批評―一八九八年(明治三一年)の『読売新聞』から
第4章 楽壇の画期としての同人雑誌―『音楽と文学』とその周辺
第5章 音楽評論家の社会的認知と音楽著作権―昭和初期の批評のすがた
第6章 「近代の超克」と大東亜共栄圏―総力戦体制下の洋楽と音楽雑誌の統廃合
第7章 アカデミズムとジャーナリズム―東京帝国大学美学美術史学科から東京芸術大学楽理科開設へ
第8章 「健全な聴取者」というヒューマニズム―遠山一行の音楽評論
第9章 「音楽的自我」を生きる―吉田秀和の評論活動

著者紹介

白石 美雪 (シライシ ミユキ)  
音楽学者、音楽評論家。武蔵野美術大学教授。著作に『ジョン・ケージ混沌ではなくアナーキー』(武蔵野美術大学出版局、第20回吉田秀和賞受賞)など。NHKラジオにレギュラー出演し、朝日新聞で音楽会評、各種雑誌で音楽評論を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)