サイレントシンガー
出版社名 | 文藝春秋 |
---|---|
出版年月 | 2025年6月 |
ISBNコード |
978-4-16-391991-1
(4-16-391991-0) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 290P 20cm |
商品内容
要旨 |
沈黙が、そして消えゆくリリカの歌声が魂の慰めとなる。“アカシアの野辺”に生息する人々は―これは遙かな時間について綴った物語。 |
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サイレントシンガー
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2025年6月 |
ISBNコード |
978-4-16-391991-1
(4-16-391991-0) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 290P 20cm |
要旨 |
沈黙が、そして消えゆくリリカの歌声が魂の慰めとなる。“アカシアの野辺”に生息する人々は―これは遙かな時間について綴った物語。 |
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0100000000000034748447
4-16-391991-0
サイレントシンガー
小川洋子/著
文藝春秋
0
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BK
出版社・メーカーコメント
著者6年ぶり、世界が待ち望んだ長篇小説400枚。内気な人々が集まって暮らすその土地は、“アカシアの野辺”と名付けられていた。野辺の人々は沈黙を愛し、十本の指を駆使した指言葉でつつましく会話した。リリカもまた、言葉を話す前に指言葉を覚えた。たった一つの舌よりも、二つの目と十本の指の方がずっと多くのことを語れるのだ。やがてリリカは歌うことを覚える。彼女の歌は、どこまでも素直で、これみよがしでなく、いつ始まったかもわからないくらいにもかかわらず、なぜか、鼓膜に深く染み込む生気をたたえていた。この不思議な歌声が、リリカの人生を動かし始める。歌声の力が、さまざまな人と引き合わせ、野辺の外へ連れ出し、そして恋にも巡り合わせる。果たして、リリカの歌はどこへと向かっていくのか?名手の卓越した筆は、沈黙と歌声を互いに抱き留め合わせる。叙情あふるる静かな傑作。n-bunaさん(ヨルシカ)絶賛!<おもちゃから流れる歌声、アシカショーのアシカの歌声、シンガーの為の仮歌、そして夕方に流れる家路。何者でもない、何処にもクレジットされることのない彼女の歌声は、決して聞く人を選ばない。それは誰もが何者かに成ろうとする今の社会において、本当は必要だった優しさなのかもしれない。>