シートン動物記 傑作選
角川文庫 シ29-1
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2025年7月 |
ISBNコード |
978-4-04-116114-2
(4-04-116114-2) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 285P 15cm |
商品内容
要旨 |
シートンは生涯にわたり50作余りの動物物語を書いた。それらは子供向けにやさしく書かれたものではなく、むしろ大人向けの骨のある文章である。野生動物は自然界のきびしい摂理のなかで、誇り高い生き方を見せるときもあれば、腹黒い策略、不倫、自殺、子殺しなどの生々しい姿をさらけ出すこともある―。「オオカミ王ロボ」「だく足の野生馬」「サンドヒルの雄ジカの足跡」など短編8作を収録。まったく新しいシートン動物記・決定版! |
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出版社・メーカーコメント
リアルで力強く、驚くべき知性と社会性を持った動物たちの世界--今こそ「本当のシートン動物記」に出会う、大人のための新訳・決定版!シートンの作品が好評を博したのは、動物たちの生態をありのままに生々しく描いたからだった。作品の根幹にあるテーマは人間と野生生物の共存であり、これは21世紀に生きるわれわれにとってもきわめて大きな関心事である。そして、シートンが描くのは「動物たちとのふれあい」などといったきれいごとではない。動物たちは、弱肉強食を基調とする自然界のきびしい摂理のなかに生き、恋の鞘当てもあれば不倫もあり、腹黒い策略もあれば失脚した者の煩悶もあり、新たな生命への讃歌もあれば老いへの恐怖もあり、とにかく人間よりも「人間くささ」に満ちている--。