• 本

グッド・シスター

小学館文庫 ヘ6−1

出版社名 小学館
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-09-407427-7
4-09-407427-9
税込価格 1,254円
頁数・縦 428P 15cm

出版社・メーカーコメント

豪州発、姉妹をめぐる新感覚心理スリラー   シングルマザーに育てられたファーンとローズの双子の姉妹は、12歳のときに母親がオーバードーズで入院、それからは里親を転々として生きてきた。2人には、決して人には言えないある秘密があった。 現在は地元の図書館で働くファーン。人混みや騒音や特定の匂いが苦手で、規則正しい生活を好み、28歳のいまも、結婚したローズと週に3回、夕食を共にしている。 ある日、ローズの不妊の悩みを知った彼女は、自分が代わりに出産することを思いつくが…。 双子姉妹それぞれの視点で繙かれ歪む真実と虚偽。不穏と癒やしが混在する、NYタイムズベストセラーリスト入りの豪州発新感覚心理スリラー!  【編集担当からのおすすめ情報】   アメリカ、イギリスでも人気の高いオーストラリアの作家サリー・ヘプワース。本作は彼女が2020年に発表した7作目の小説です。 発達障害があると思われる図書館員のファーンの視点の章と、結婚した後もファーンの世話を焼き続けるローズの日記の章で構成される本作は、ローズの不妊の悩みをファーンが知ったことから、過去の2人の秘密を抱えながら大きく物語が転がっていきます。 読み進めるうちに徐々に不穏さが増し、気がつくとページをめくる手が止まらなくなってしまうミステリー小説である一方で、ファーンの独特の視点や周囲とのユニークなやりとりには、どこかほっこりさせられる魅力もあり、イヤミスとヒーリング小説の要素が混在するという、とても不可思議な作風となっています。全米発売後たちまちNYタイムズベストセラーリストにもランクインした傑作、ぜひお楽しみください。