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凍る草原に鐘は鳴る

出版社名 文藝春秋
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-16-391566-1
4-16-391566-4
税込価格 1,650円
頁数・縦 333P 19cm

商品内容

要旨

草原に額縁を立て、その中で演手たちが鮮やかな物語を繰り広げる―。遊牧の民アゴールは、その伝統を「生き絵」と呼んで愛していた。物語を作り、演出を手掛ける「生き絵師」のマーラは、若くして部族長たちの前で生き絵を披露する役目に大抜擢される。だが、その矢先に突然の悲劇が。“動くもの”が、全ての人々に見えなくなってしまったのだ。そんな世界で、もはやマーラの「生き絵」は無力なのか。そして、遊牧が困難になったアゴールの民の運命は―。第29回松本清張賞受賞作。

著者紹介

天城 光琴 (アマギ ミコト)  
1997年東京都生まれ。上智大学文学部卒業。2022年、『凍る草原に鐘は鳴る』(「凍る大地に、絵は溶ける」より改題)で第二十九回松本清張賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)