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ぶらり謎解き浮世絵さんぽ

出版社名 エクスナレッジ
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-7678-3339-2
4-7678-3339-6
税込価格 2,420円
頁数・縦 159P 23cm

商品内容

要旨

浮世絵の中に隠された秘めた技と粋な謎かけ、知恵比べを散歩がてらに楽しんでいただきます。小さな浮世絵の中から、絵師や職人衆の「この謎お分かりかな?」なんて楽し気な声が聞こえてきそうです。

目次

1 百万都市の水運 お江戸の橋をわたる(名所江戸百景 八つ見のはし(歌川広重)―八つ見の橋こと一石橋からの眺め
東海道五十三次之内 日本橋 朝の景(歌川広重)―お江戸のランドマークから、さぁ、旅立ちです! ほか)
2 四季を満喫する お江戸の季節をめぐる(名所江戸百景 山下町 日比谷 外さくら田(歌川広重)―お江戸のお正月「松・竹・梅」
名所江戸百景 亀戸梅屋敷(歌川広重)―世界で一番有名な梅の木 ほか)
3 習慣からしきたりまで遊ぶ お江戸の生活をのぞく(歌撰恋之部 物思恋(喜多川歌麿)―お江戸の人妻が恋をした
当時三美人(喜多川歌麿)―巷で話題のお嬢さんたちのブロマイド ほか)
4 自由に旅する庶民 お江戸から東海道を歩く(諸国瀧廻り 木曽路ノ奥 阿弥陀ヶ瀧(葛飾北斎)―見たか聞いたか阿弥陀ヶ瀧
冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏(葛飾北斎)―世界で二番目に有名な絵画 ほか)

出版社・メーカーコメント

1枚1枚の絵に込められた膨大な情報を読み解いて、お江戸にタイムスリップ!!本書が掲載する浮世絵は、明治〜大正期にアメリカの大富豪スポルディング兄弟が蒐集し、ボストン美術館に寄贈、脆弱で繊細な色彩を守るために、約1世紀に渡って人目に触れることなく大切に保管されてきたものです。これほど高精細で当時の鮮やかさを残す状態のよいものは日本にもあまり残っておらず、色彩のグラデーションや、01mmを彫り残す職人の技術まで、江戸人に近い条件で細かく見ることができるのが魅力です。本書ではこの美しい浮世絵の中から30作品を厳選し、江戸の暮らし・しきたりや地理から粋な遊び心まで、1枚の絵に込められた膨大な情報を解き明かしていきます。ひとたび読み始めれば、浮世絵の謎を解く楽しさの虜になってしまうこと間違いなしです!

著者紹介

牧野 健太郎 (マキノ ケンタロウ)  
ボストン美術館とNHKプロモーションが共同制作した浮世絵デジタル化プロジェクトの日本側責任者。元NHKプロモーションプロデューサー。公益社団法人日本ユネスコ協会連盟個人会員。東横イン顧問。お江戸にタイムスリップするような講演を各所で行う浮世絵の伝導師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)