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江戸の仕掛人蔦屋重三郎

出版社名 ウェッジ
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-86310-288-0
4-86310-288-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 285P 19cm

商品内容

要旨

「眠れる商機はここにあり!」北斎に目をかけ、歌麿、写楽を世に出した蔦屋重三郎。その類まれな手腕はいかに育まれ、どのように磨かれたのか?“蔦重”の47年にわたる多才かつ波瀾万丈な人生をひも解く。

目次

子 江戸の仕掛人―まじめなる口上
丑 遊郭案内仕掛人―『吉原細見』と蔦重
寅 文芸仕掛人―源内の多芸多才に痺れた蔦重
卯 偉才発掘仕掛人―山東京伝は文画二刀流
辰 新ジャンル仕掛人―黄表紙で大躍進
巳 催事仕掛人―空前絶後の狂歌ブームを演出
午 権力と戦う仕掛人―筆禍事件の波紋
未 浮世絵仕掛人―歌麿の光と影
申 大首絵仕掛人―写楽の謎と真実
酉 重版仕掛人―奇想天外な発想と商才
戌 未来仕掛人―“出版革命児”の死に至る病
亥 令和の似非仕掛人―「跋」に名を借りた“逃げ口上”

出版社・メーカーコメント

☆大河ドラマ「べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜」の予習に!「粋」で「いなせ」な男たちを見出した“蔦重”が江戸を駆け抜ける!江戸文化を壮大に演出した多才な蔦重の人物像に迫る。江戸・中期(安永・天明から文化・文政にかけて)の文化の担い手となった北斎、広重、歌麿、写楽……これらの傑作を数多く世に仕掛けたのが「蔦重」こと蔦屋重三郎(1750〜1797年)だ。彼は、浮世絵だけでなく、戯作にも目を向けたことでも知られる。狂歌の大家だった太田南畝と交友関係を結び、戯作者の山東京伝や、滝沢馬琴らを育てるなどし、”江戸中期の文化の中心的担い手”となった。本書はその多才かつ波瀾万丈な人生を、「遊郭案内仕掛人」「文芸仕掛人」「新分野仕掛人」「浮世絵仕掛人」など、”江戸の仕掛人”としての10の観点からその人物像に迫っていくもの。

著者紹介

城島 明彦 (ジョウジマ アキヒコ)  
昭和21年三重県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。東宝を経て、ソニー勤務時に「けさらんぱさらん」でオール讀物新人賞を受賞し、作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)