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二つの和解 苦悩の島・沖縄 読売新聞「時代の証言者」全面加筆

出版社名 ウェッジ
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-86310-298-9
4-86310-298-4
税込価格 2,970円
頁数・縦 366P 20cm

商品内容

要旨

戦後80年の沖縄。「アメリカ」「本土」との和解の行方は―日本の安全保障の根幹を探る渾身の書。読売新聞好評連載「時代の証言者」全面加筆。

目次

第1部 時代の証言者・稲嶺恵一回顧録(稲嶺恵一)(九州・沖縄サミットの舞台裏
宿命の生い立ち
悩み抜いた米軍基地問題
花開く沖縄パワー
隣人・中国との関係)
第2部 沖縄と「二つの和解」(飯塚恵子)(米国との和解
沖縄と本土の和解
令和の日本と「琉球処分」
宿命の「中国最前線」)

出版社・メーカーコメント

◎米国と沖縄、本土と沖縄、「二つの和解」の舞台裏に迫る戦後80年、今こそ沖縄にスポットライトを当てるべきであろう。戦争や米国統治を経たあとも、米軍基地という負担に苦悩し続けてきた。それは県民を分断し、日本全体をも分断してきた重大な問題である。それにもかかわらず、本土が寄せる関心は十分とは言えない。変革が進む南西防衛の現場、トランプ政権下で台湾海峡がどうなるか、中国最前線としての宿命を背負った沖縄。米国と沖縄、本土と沖縄という「二つの和解」から読み解く沖縄の過去、現在、未来とは−−。2024年に読売新聞で連載し、大好評を博した「時代の証言者 稲嶺恵一回顧録」を全面加筆し、収録。

著者紹介

稲嶺 惠一 (イナミネ ケイイチ)  
第5代沖縄県知事(現・(株)りゅうせき参与)。中国・大連市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。いすゞ自動車を経て、琉球石油(現・りゅうせき)入社、同社社長、会長、沖縄経済同友会代表幹事、沖縄県経営者協会会長、沖縄懇話会代表幹事、沖縄セルラー電話社長、日本トランスオーシャン航空会長を歴任
飯塚 恵子 (イイヅカ ケイコ)  
読売新聞編集委員。東京都生まれ。同紙記者として、永田町、霞が関、沖縄から見た日本政治と、ワシントン、ロンドンなどから見た国際政治を取材。政治部次長、ロンドン特派員、米ブルッキングス研究所客員研究員、アメリカ総局長、国際部長などを歴任。上智大学外国語学部卒。米フレッチャー・スクール法律外交修士修了。現在、BS日テレ「深層NEWS」コメンテーター兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)