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鎌倉硝子館の宝石魔法師 〔2〕

雨の香りとやさしい絆

ことのは文庫

出版社名 マイクロマガジン社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-86716-414-3
4-86716-414-3
税込価格 803円
頁数・縦 319P 15cm
シリーズ名 鎌倉硝子館の宝石魔法師

NetGalley 会員レビュー

書店関係者

おすすめ度おすすめ度★4

サブタイトルの「雨の香りと優しい絆」こちらが短いのに作品を的確に表していて良いなぁ、と思いました。心に不安を抱えたお客様がやってくる硝子館。押し付けがましくなく、宝石魔術師が寄り添うように宝石になぞらえて訪れたお客様の心を癒やしていきます。アルバイトのサラちゃんの、気持ちがほぐれるスイーツが美味しそうで、お客様、店員ともにその美味しさが癒しに効いています。黒猫ティレニアは今回も可愛く、ときにはカッコ良くお話の展開をナビしていて魅力的です。はじめて知る宝石やその謂れに素敵だなぁ、と思える優しい癒しのお話です。

レビュアー

おすすめ度おすすめ度★5

硝子館には壊れた心の宝石を抱えたお客様が訪れる。その宝石をメンテナンスしながらその人の悩みも解決していく。壊れた心の宝石を抱えた人たちの思いはとても身近な問題で、自分に当てはめる人も多いのではないでしょうか。私は第一話のお客さんと同じように考えてしまうことが多いのでとても共感しました。私も自分のペースでいいんだなとこの不思議なお店に訪れて背中を押してもらったような思いになりました。魅力的な宝石とその石言葉を知り、美味しそうなスイーツが食べたくなり、心の宝石がメンテナンスされるとこちらまで癒されるし、とても幸せな気持ちになれる作品です。第3弾も楽しみにしています!

教育関係者

おすすめ度おすすめ度★3

シリーズ第1巻を見逃していたのが残念。こんなふうに心の傷が深くなる前に癒してくれる場所があったらどんなに平和だろう。自分でも気がつかないまま抱えていて、いつのまにかそれが当たり前になっているけど心はとっくに悲鳴をあげている。ままあることだから、と心に蓋をして見ないふり、気づかないふりをする頑張り屋さんたちに教えてあげたいお店の物語。

上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ)

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商品内容

要旨

鎌倉の不思議なガラス雑貨専門店『硝子館 ヴェトロ・フェリーチェ』には、人が心の中に必ず持つ、唯一無二の「心の宝石」を鑑定&メンテナンスする「宝石魔法師」たちがいる。通り雨の降ったある日、彼らのもとに心の痛みを抱える一人のお客様が現れて―。誰もが心の中に抱える涙を、美しい宝石の魔法で優しく癒していく。ジュエリーミステリー、待望の第2弾!

出版社・メーカーコメント

人の心の中にある「心の宝石」を鑑定&メンテナンスする不思議な「宝石魔法師」の店には今日も悩めるお客様が。人気シリーズ第2弾!

著者紹介

瀬橋 ゆか (セハシ ユカ)  
徳島県出身。『5分後に失われる恋』(角川ビーンズ文庫)に収録の『虹色鉛筆』が初の書籍化作品(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)