• 本

「無理」の構造 この世の理不尽さを可視化する

出版社名 dZERO
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-907623-20-3
4-907623-20-8
税込価格 1,980円
頁数・縦 150P 20cm

商品内容

要旨

「理不尽なのは〈世の中〉ではなく、私たちの〈頭の中〉である」。努力が報われず、抵抗が無駄に終わるのはなぜなのか。ビジネスコンサルタント・細谷功が、漫画家・一秒によるイラストとともに、「世の中」と「頭の中」の関係を明らかにし、理不尽さのメカニズムを説き明かすことで、人々をさいなむ閉塞感や苛立ちの原因に迫る。

目次

第1部 対称性の錯覚(錯覚の積み重ねと「三つの非対称性」―「善と悪」は対称か
「知識」の非対称性、「思考」の非対称性―知的能力が理不尽さを生み出す ほか)
第2部 時間の不可逆性(気づきにくい社会や心の不可逆性―湯は冷め、振り子は止まる
社会・会社の劣化の法則―「盛者必衰」の真理からは逃れられない ほか)
第3部 ストックの単調増加性(「微分と積分」と現実―増やすのは簡単、減らすのは困難
のこぎりの法則―増えだしたら止まらない ほか)
第4部 「自分と他人」の非対称性(宇宙と「人間の心」―「絶対的中心」があるかないか
コミュニケーションという幻想―「言葉の意味」の共有は難しい ほか)
第5部 「見えている人と見えていない人」の非対称性(決定的な非対称性―「見えていない人」には「見えている人」が見えない
「全体像」という幻想―自分の視野の狭さには気づきようがない ほか)