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東京文壇事始

講談社学術文庫 1634

出版社名 講談社
出版年月 2004年1月
ISBNコード 978-4-06-159634-4
4-06-159634-9
税込価格 1,265円
頁数・縦 353P 15cm

商品内容

要旨

神田の三畳の下宿から生まれた、明治文学の母体「硯友社」。赤貧の一葉を巡る、作家たちの恋の鞘当て。銀座木村屋の前で、アンパンの匂いにいつも足を止めた花袋。胃癌の体を引きずり丸善に『ブリタニカ』を買いに行く紅葉。文学への情熱があった。灼熱の恋、貧乏との戦いがあった。時代も作家も若かった、若い東京を舞台に、日本の近代文学、ここに始まる。

目次

1 麹町・神田篇(樋口一葉
田辺花圃
明治女学校と巌本善治
高田半峰と坪内逍遥 ほか)
2 日本橋・京橋篇(日本橋
淡島寒月
銀座八丁
岸田吟香と『東京日日新聞』 ほか)

著者紹介

巌谷 大四 (イワヤ ダイシ)  
1915年、東京生まれ。早稲田大学文学部英文科卒業。文芸評論家。元『文芸』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)