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「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか

ブルーバックス B−2224

出版社名 講談社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-06-528363-9
4-06-528363-9
税込価格 1,210円
頁数・縦 286P 18cm

商品内容

要旨

うつ病、自閉スペクトラム症・ADHDなどの発達障害、PTSD、統合失調症、双極性障害…多くの現代人を苦しめる「心の病」は、脳のちょっとした変化から生まれます。誰にでも起こりうるこの病は、何が原因で、どのようなメカニズムで生じるのでしょうか?さまざまな角度から精神疾患の解明に挑む研究者たちが、研究の最前線をわかりやすく紹介。そのしくみから「治る病」にするための道筋まで。

目次

第1部 「心の病」はどこから生じるのか?(シナプスから見た精神疾患―「心を紡ぐ基本素子」から考える
ゲノムから見た精神疾患―発症に強く関わるゲノム変異が見つかり始めた
脳回路と認知の仕組みから見た精神疾患―脳の「配線障害」が病を引き起こす?)
第2部 脳の変化が「心」にどう影響するのか?(慢性ストレスによる脳内炎症がうつ病を引き起こす?―ストレスと心と体の切っても切れない関係
新たに見つかった「動く遺伝因子」と精神疾患の関係―脳のゲノムの中を飛び回るLINE‐1とは
自閉スペクトラム症の脳内で何が起きているのか―感覚過敏、コミュニケーション障害…さまざまな症状の原因を探る
脳研究から見えてきた注意欠如・多動症(ADHD)の病態―最新知見から発達障害としての本態を捉える)
第3部 「心の病」の治癒への道筋(PTSDのトラウマ記憶を薬で消すことはできるか―認知症薬メマンチンを使った新たな治療のアプローチ
脳科学に基づく双極性障害の治療を目指す―躁とうつを繰り返すのはなぜか、正しく診断するにはどうすれば良いか
ニューロフィードバックは、精神疾患の治療に応用できるか―脳活動を誘導して症状を緩和する
ロボットで自閉スペクトラム症の人たちを支援する―人間にはできない早期診断・適切な支援が可能に
「神経変性疾患が治る時代」から「精神疾患が治る時代」へ―「前触れ症状」を見出して根本治療を確立する)

出版社・メーカーコメント

【最新研究から見えてきた精神疾患のしくみと治癒への道筋】・うつ病の脳では炎症が起きている?・遺伝要因と環境要因、どちらの影響が強いのか・統合失調症の幻覚は、脳の神経回路の配線障害が原因?・ロボットが、自閉スペクトラム症の患者を支援する・ゲノムの中を飛び回る遺伝因子が統合失調症を引き起こす?・認知症薬でPTSDのトラウマ記憶を消せるかもしれない・精神疾患の根治薬の開発を実現するには ……などうつ病、自閉スペクトラム症・ADHDなどの発達障害、PTSD、統合失調症、双極性障害……多くの現代人を苦しめる「心の病」は、脳のちょっとした変化から生まれます。誰にでも起こりうるこの病は、何が原因で、どのようなメカニズムで生じるのでしょうか?さまざまな角度から精神疾患の解明に挑む研究者たちが、研究の最前線をわかりやすく解説。そのしくみから、「治る病」にするための道筋まで。

著者紹介

林(高木) 朗子 (ハヤシタカギ アキコ)  
理化学研究所脳神経科学研究センター多階層精神疾患研究チームチームリーダー。1999年、群馬大学医学部医学科卒業。同大学大学院医学系研究科に入学し、2005年に修了。博士(医学)。その後、ジョンズ・ホプキンス大学、東京大学などを経て、2019年より現職。新学術領域研究「マルチスケール精神病態の構成的理解」(2018〜2022年度)の領域代表を務める
加藤 忠史 (カトウ タダフミ)  
順天堂大学大学院医学研究科精神・行動科学主任教授。1988年、東京大学医学部卒業後、同附属病院にて臨床研修。滋賀医科大学附属病院精神科助手、東京大学医学部精神神経科講師などを経て、2001年、理化学研究所脳科学総合研究センター(当時)精神疾患動態研究チームチームリーダー。博士(医学)。2020年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)