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メタバースの哲学

出版社名 講談社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-06-536357-7
4-06-536357-8
税込価格 1,870円
頁数・縦 230P 19cm

商品内容

要旨

「ここではないどこか」を求めて―。単なるバズワードでは終わらない、既に側にある革命的技術・メタバース。私たちは何を求め、何を叶えようとしているのか。「人間」と「現実」の関係を問い直すことで見えてくる、未来の正体。哲学的視点から光をあてなおす、「今さら」ではない、まったく新しいメタバース論。

目次

第1章 メタバースとは何か
第2章 メタバースとリアリティ
第3章 メタバースとアイデンティティ
第4章 メタバースとジェンダー
第5章 メタバースにおける身体
第6章 メタバースと共同体
第7章 メタバースと歴史
第8章 メタバースと統治

出版社・メーカーコメント

「ここではないどこか」を求めて--。単なるバズワードでは終わらない、既に側にある革命的技術・メタバース。私たちは何を求め、何を叶えようとしているのか。「人間」と「現実」の関係を問い直すことで見えてくる、未来の正体。哲学的視点から光をあてなおす、「今さら」ではない、まったく新しいメタバース論。メタバースは、「もう一つの現実」なのか?メタバースにおける「私」は、物理空間の「私」と同一なのか?メタバースにおいて、「他者」との関係性はどうなるのか?メタバースにおいて、人間同士の共同体は成立しうるのか?メタバースは、現実世界とどう関わっていくのだろうか?哲学的「問い」が導く答え--メタバースとは、何なのか?

著者紹介

戸谷 洋志 (トヤ ヒロシ)  
1988年東京都生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。法政大学文学部哲学科卒業後、大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は哲学、倫理学。ドイツ現代思想研究を起点に、社会におけるテクノロジーをめぐる倫理のあり方を探究する傍ら、「哲学カフェ」の実践などを通じて、社会に開かれた対話の場を提案している。2015年に論文「原子力をめぐる哲学 ドイツ現代思想を中心に」で第31回暁烏敏賞を、2021年に『原子力の哲学』で第41回エネルギーフォーラム賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)