「聴く」ことの力 臨床哲学試論
ちくま学芸文庫 ワ5-5
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2015年4月 |
ISBNコード |
978-4-480-09668-5
(4-480-09668-X) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 277P 15cm |
商品内容
要旨 |
「聴く」―目の前にいる相手をそのまま受け止めるいとなみが、他者と自分理解の場を劈く。本書は、不条理に苦しむこころからことばがこぼれ落ちるのを待ち、黙って迎え入れる受け身の行為がもたらす哲学的可能性を模索する。さらにメルロ=ポンティ、ディディエ・アンジュー、レヴィナスなどを援用しつつ、ケアの現場や苦しみの現場において思考を重ねることで、「臨床哲学」という新しい地平を生み出した。刊行以来、多くの人に影響を与えた名著が文庫で登場。第3回桑原武夫学芸賞を受賞。植田正治の写真とともに贈る。 |
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目次 |
第1章 “試み”としての哲学 |
おすすめコメント
「聴く」という受け身のいとなみを通して広がる哲学の可能性をさまざまな形で問い直し、ホモ・パティエンスとしての人間を考察する著者の代表作。