• 本

発達障害の人が見ている世界

出版社名 アスコム
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-7762-1218-8
4-7762-1218-8
税込価格 1,595円
頁数・縦 190P 21cm

商品情報

商品内容

要旨

“見ている世界”の違いがわかればともに生きるのが楽になる!あいまいな表現を使わない、視覚に訴える、「説明」と「予告」…など対応策も紹介!

目次

序章 発達障害って、なんだろう?(発達障害は病気ではなく、脳の“特性”です
注意散漫でミスを連発してしまうADHDの人 ほか)
第1章 コミュニケーションの困りごと(悪気はないのになぜか人を怒らせてしまいます
人との会話がなぜかいつも成立しません ほか)
第2章 行動の困りごと(落ち着きがなく失敗の連続。周りに心配ばかりかけてしまいます。
周りの人といつもやることがズレています。 ほか)
第3章 発達障害の取り柄と強み(特性を生かせる役割で自信を持って!
発達障害の人が持つ脳の特性が、人類を進歩させた!? ほか)

出版社・メーカーコメント

この本は、これまで1万人以上の発達障害の人たちと向き合ってきた精神科医の著者が、発達障害の特性を持つ人、とりわけADHDとASDの人が“見ている世界”を紹介する一冊です。発達障害とは、一言で言えば脳機能の特性。状況を読んだり、人の気持ちを推測したりする脳の働きが定型発達の人より弱いことがわかっています。 失礼なことを平気で言ったり、繰り返し約束を破ったり遅刻したり、すぐに泣いたり怒ったり、じっとしていられなかったり… 理解に苦しむその言動も、本人たちが物事をどう受け止め、感じているのか、つまり“見ている世界”を理解し、その対応策を学ぶことで、ともに生きるのが楽になるはずです。 たとえば、「発達障害の人には社交辞令や皮肉が通じない」といいう困りごとの場合、その理由が「脳の特性により、言葉を字義通りに受け取ってしまう」という原因によるものだと知れば、少しは気持ちが落ち着くでしょう。そして、「発達障害の人と話すときは、極力ストレートな表現を心掛ける」という対処法にも納得がいくはずです。 この本では、大人から子どもまで、そんな身近にある困りごとを32個紹介し、その理由と対応策を紹介しています。 「自分も発達障害かも?」と思う人も、生きづらさの正体を知ることで適切にサポートを受けたり、対応策をとったりしていくことで、困りごとが解決されていくことでしょう。特性を持つ子どもの親御様も、子育てが少し楽になるはずです。 定型発達の人でも、発達障害の特性に似た傾向を持つ人は、決して少なくありません。また、発達障害との診断はくだらなくとも、発達障害の特性を持つ“グレーゾーン”の人もいます。発達障害なのか。グレーゾーンなのか。定型発達なのか。 そういった診断的な面だけにこだわらず、さまざまなコミュニケーションの困りごとを解決するツールとしてこの本がお役に立てれば、これほどうれしいことはありません。

著者紹介

岩瀬 利郎 (イワセ トシオ)  
精神科医、博士(医学)。東京国際大学医療健康学部准教授/日本医療科学大学兼任教授。埼玉石心会病院精神科部長、武蔵の森病院院長、東京国際大学人間社会学部専任教授、同大学教育研究推進機構専任教授を経て現職。精神科専門医、睡眠専門医、臨床心理士・公認心理師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)