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短期療法実戦のためのヒント47 心理療法のプラグマティズム

出版社名 遠見書房
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-86616-100-6
4-86616-100-0
税込価格 2,420円
頁数・縦 205P 19cm

商品内容

要旨

短期療法とは、プラグマティズム(実用主義)に基づく心理社会的支援の方法である。本書は、ミルトン・H.エリクソンの臨床を研究したグレゴリー・ベイトソンらによって発見された短期療法だけでなく、森田正馬らによる森田療法などの知見をも集約し、クライエントの役に立ち、少しでも支援者自身にとっても負担が少ないセラピーを追求した著者による、「短期療法」の実践のための1冊である。短期療法(ブリーフセラピー)はさまざまな進化を遂げているが、その中核にあるのは「プラグマティズム」だと著者はいう。この本は、その観点から行ってきた臨床を振り返り、実用的な臨床ヒントをまとめた書であり、初学者だけでなく、ベテランたちも含め、多くの示唆を与えるものとなっている。

目次

1 短期療法の基礎編(短期療法の基本モデル―問題‐偽解決モデル
例外の活用―二重記述モデル ほか)
2 短期療法の達成編(覚悟 取り組みへの決断
払捨―臨機応変に ほか)
3 短期療法の背景編(森田療法―短期療法の先駆け
システム、自己制御性について ほか)
4 短期療法のプロジェクト編(不登校とひきこもりへの支援
家族再統合(犯罪) ほか)
5 短期療法自己成就編(短期療法との出会い
ITC家族心理研究センター ほか)

著者紹介

若島 孔文 (ワカシマ コウブン)  
家族心理士、ブリーフセラピスト(シニア)、臨床心理士、公認心理師。2000年、東北大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。その後、立正大学心理学部准教授を経て、2008年より東北大学大学院教育学研究科准教授。日本家族心理学会理事長、国際家族心理学会副会長、日本ブリーフセラピー協会研究員制度チーフトレーナー、日本心理臨床学会代議員、日本カウンセリング学会「カウンセリング研究」編集委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)