ボブ・マーリー伝説は彼の死後も世界中に広がり続け、特に第三世界では、貧しい人々の理解者、反体制派の一匹狼として半ば神格化されている。魔術と現実が共存する神秘の島ジャマイカに生まれた彼は、５歳の頃から隣人の手相をみていたという。そして不幸にも３６歳の若さで他界した時には、彼が歌っていた終末論的な歌詞は現実のものとなっていた。本書には少年時代の貴重なスナップ写真から、スパー・スターになった後のプロモーション用のポートレイトにいたるまで、未発表のものも含めて５００枚以上の写真が使われている。