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天文学者が1を知ると、宇宙は10の謎を投げかけてくる 研究者たちが見ている宇宙の最前線

出版社名 河出書房新社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-309-25483-8
4-309-25483-7
税込価格 2,178円
頁数・縦 257P 19cm

商品内容

要旨

思いがけない新発見が、天文学者の頭をさらに悩ませる…「宇宙のすべてがわかるのはいつなんだ!?」最新研究で見えてきた、さらなる宇宙の謎!系外惑星、ブラックホール、重力波、高速電波バースト…など。

目次

謎その1 未知の天体は遠方からの使者―恒星間天体
謎その2 「第2の地球」はあるのか?―系外惑星
謎その3 もし太陽が大爆発を起こしたら?―超巨大恒星フレア
謎その4 宇宙で最も明るい爆発―超高輝度超新星
謎その5 宇宙から地球に届く謎の信号―高速電波バースト
謎その6 観測は不可能だと思われた時空の「さざ波」―重力波
謎その7 宇宙を見る新たな眼―高エネルギーニュートリノ
謎その8 人類が初めて捉えた姿―ブラックホール
謎その9 予想外の銀河とブラックホールの大量発見―初期宇宙

出版社・メーカーコメント

宇宙のすべてがわかるのはいつなんだ!?思いがけない新発見が、天文学者の頭をさらに悩ませる……天文学は最も歴史の長い学問のひとつですが、近年、宇宙を観測する技術が飛躍的に発達しているため、現代で最も大きく進展している学問のひとつでもあります。新しい天文観測によって、天文学者たちが長年探し求めていたものがついに観測できるようになったり、まったく予想していなかった新天体や新現象が発見されたりすることもあります。そして、そのような進展があるたびに、宇宙のさらに深遠な謎が見えてくるのです……。ブラックホール、系外惑星、重力波、高速電波バースト……。本書は、いま最も注目されている宇宙の最新トピックスとその謎に満ちた世界に誘う一冊です。人類は宇宙のことをどれだけ理解し、何がわかっていないのか?天文学の最前線から見た宇宙の姿に迫ります。日本で初めて太陽系外惑星を発見した研究者や、ブラックホールの輪郭の撮影に世界で初めて成功した研究者など、新進気鋭の著者陣による、「最近やっとわかったこと」や「まだわかっていないこと」に重きを置いた、どこよりも詳しく深い解説!1 未知の天体は遠方からの使者――恒星間天体遠方から来た初めての使者/次なる恒星間天体を迎え撃て など 2 「第2の地球」はあるのか?――系外惑星系外惑星の発見/超精密観測で「第2の地球」を探す など 3 もし太陽が大爆発を起こしたら?――超巨大恒星フレア太陽フレアとその影響/現在の太陽でスーパーフレアは起こるか? など 4 宇宙で最も明るい爆発――超高輝度超新星超高輝度超新星の発見/幻の超新星/宇宙を探る道具としての超高輝度超新星 など 5 宇宙から地球に届く謎の信号――高速電波バースト高速電波バーストの発見/高速電波バーストの正体は? など 6 観測不可能だと思われた時空の「さざ波」――重力波 ついに捉えられた重力波/重力波観測で迫る宇宙の謎 など 7 宇宙を見る新たな眼――高エネルギーニュートリノ 宇宙高エネルギーニュートリノの発見/残された謎に挑む など 8 人類が初めて捉えた姿――ブラックホール 史上初のブラックホール撮影/ブラックホールは重さのわりにとても小さい! など 9 予想外の銀河とブラックホールの大量発見――初期宇宙 明るすぎる宇宙の夜明け/初代銀河は見つかるか? など

著者紹介

田中 雅臣 (タナカ マサオミ)  
東北大学大学院理学研究科天文学専攻教授
津村 耕司 (ツムラ コウジ)  
東京都市大学理工学部自然科学科准教授
佐藤 文衛 (サトウ ブンエイ)  
東京科学大学理学院地球惑星科学系教授
前原 裕之 (マエハラ ヒロユキ)  
国立天文台ハワイ観測所岡山分室助教
守屋 堯 (モリヤ タカシ)  
国立天文台科学研究部助教
樫山 和己 (カシヤマ カズミ)  
東北大学大学院理学研究科天文学専攻准教授
木村 成生 (キムラ シゲオ)  
東北大学学際科学フロンティア研究所准教授
秋山 和徳 (アキヤマ カズノリ)  
マサチューセッツ工科大学へイスタック観測所リサーチサイエンティスト
播金 優一 (ハリカネ ユウイチ)  
東京大学宇宙線研究所助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)