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マルチテナントSaaSアーキテクチャの構築 原則、ベストプラクティス、AWSアーキテクチャパターン

出版社名 オライリー・ジャパン
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-8144-0101-7
4-8144-0101-9
税込価格 4,950円
頁数・縦 435P 24cm

商品内容

要旨

SaaS(Software as a Service)とは、ソフトウェアをクラウド環境などでホストし、ユーザーにサービスとして提供する形態のビジネスモデルです。マルチテナントとは、複数のユーザーが同一のリソースを共有するモデルや、それらを統一された体験を通じて管理する仕組みを指します。セキュリティや可用性、運用面などで独自の考慮事項が必要となりますが、インフラストラクチャコストの削減や運用効率の向上が見込めるため、近年その採用件数は右肩上がりに増加しています。本書は、エンジニア向けの本格的なSaaS解説本として、マルチテナントSaaSの概念、実践的なテクニックなど、総合的なノウハウをまとめ、ベストプラクティスとパターンに沿った効率的な開発を提案しています。

目次

1章 SaaSマインドセット
2章 マルチテナントアーキテクチャの基礎
3章 マルチテナントのデプロイモデル
4章 オンボーディングとアイデンティティ
5章 テナント管理
6章 テナントの認証とルーティング
7章 マルチテナントサービスの構築
8章 データパーティショニング
9章 テナント分離
10章 EKS SaaS:アーキテクチャパターンと戦略
11章 サーバーレスSaaS:アーキテクチャパターンと戦略
12章 テナントを意識した運用
13章 SaaS移行戦略
14章 ティアリング戦略
15章 SaaS Anywhere
16章 生成AIとマルチテナント
17章 指針となる原則

出版社・メーカーコメント

成長著しく注目度の高いSaaS技術を理解できるエンジニア向け解説書!SaaS(Software as a Service)とは、ソフトウェアをクラウドでユーザに提供するサービスのことで、マルチテナントSaaSは、SaaSの中でも複数のユーザが同一のリソースを共有するものを指します。セキュリティやカスタマイズなどに通常のSaaSとは異なる知見が必要となりますが、コスト削減やメンテナンスや拡張が容易になるため、その採用件数は右肩上がりに増加しています。本書は、エンジニア向けの本格的なSaaS解説本として、マルチテナントSaaSの概念、実践的なテクニックなど、総合的なノウハウをまとめ、パターンとベストプラクティスに沿った効率的な開発を提案しています。

著者紹介

ゴールディング,トッド (ゴールディング,トッド)   Golding,Tod
クラウドに最適化されたアプリケーションの設計とアーキテクチャに10年間携わってきたクラウドアプリケーションアーキテクト。AWSのグローバルSaaS部門を率いるトッドは、SaaS技術の第一人者として、幅広いチャネル(講演、執筆、さまざまなSaaS企業との直接的な業務)を通じてSaaSのベストプラクティスに関する指針を公開および提供している。トッドは、技術リーダー、アーキテクト、開発者として20年以上の経験があり、スタートアップからテクノロジー大手(AWS、eBay、Microsoft)まで、さまざまな企業で働いた経歴がある。トッドは、技術カンファレンスで講演するだけでなく、Professional.NET Genericsの著者でもあり、Better software誌のコラムニストでもあった
河原 哲也 (カワハラ テツヤ)  
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社にて、ISV/SaaS事業者を中心としたAWSソフトウェアパートナーをBuild、Market、Sellの観点で幅広く支援するソリューションアーキテクトチームの本部長として従事。近年はAWS Marketplaceビジネスに注力している。前職の国産ハードウェアベンダーでは、自社製品とさまざまなISV製品の組み合わせによる基幹システムパッケージSAP向けプラットフォームソリューションの開発と展開を推進していた
櫻谷 広人 (サクラヤ ヒロト)  
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社にて、パートナーソリューションアーキテクトとして、主にISV/SaaS事業者を中心としたSaaS開発/運用関連の技術支援に従事。その他、サーバーレス技術やAWS Marketplaceの利用を推進する活動を行う。前職では、eコマース領域のスタートアップの立ち上げに携わり、執行役員CTOとしてプロダクトマネジメントや開発チームのリードを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)