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ミシェル・フーコー 権力と自由

出版社名 岩波書店
出版年月 1987年1月
ISBNコード 978-4-00-002183-8
4-00-002183-4
税込価格 2,136円
頁数・縦 242,8P 19cm

商品内容

要旨

かつてフランス構造主義の旗手として登場したミシェル・フーコーは、68年の〈学生革命〉とともに大きく変貌した。エピステモロジーを超えて、具体的な現実と歴史分析へと探究の目を向け、理論と実践の往還に身を投げ入れた。フーコーの軌跡を追体験し彼とともに思考する本書は、フーコーのテクスト群を〈自由〉への問いのうちに解き放ち、鮮やかな思想世界を開示する。

目次

1 モダニズムの終焉(文学理論の最期を告げる白鳥の歌
文学の問題
モダニズムの崇高
ポスト啓蒙主義の文化
フーコーの自伝
主体性の倫理)
2 反抗の政治戦略(フーコーのジレンマ
唯名論の立場の歴史
ポスト革命の政治戦略
ピエールの解放)
3 批判の変容(批判中心の闘争
教授=批判家
われわれの関心の学校化
解放の政治戦略
疎外のモデル
イデオロギー的な欺瞞のモデル
抑圧のモデル
批判の哲学)
4 哲学の自由(哲学者=知識人
カント的な問い
現象学的な有限性
ニーチェの政治戦略
自由についての問い)