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科学の社会化シンドローム

岩波科学ライブラリー 131

出版社名 岩波書店
出版年月 2007年5月
ISBNコード 978-4-00-007471-1
4-00-007471-7
税込価格 1,320円
頁数・縦 122P 19cm

商品内容

要旨

ヒトクローン胚からのES細胞ねつ造事件が韓国社会をゆるがした。日本でも、国立大学や一流研究所における論文ねつ造・データ改ざんの疑惑、研究費の不正運用が、世間を騒がし科学システムを脅かす。社会からの要請を前に、科学は病的症状を現すかに見える。科学は今後、どのようにあるべきか。問題の根源から考察する。

目次

序 科学の「社会化シンドローム」―成長した科学が向き合う問題群
1 ミスコンダクト―科学システムを蝕むガン
2 ピアレビュー―科学論文の品質保証システム
3 STSとアウトリーチ―科学と社会の新しい関係の構築
4 科学をめぐる競争性と不確実性―科学の知財化とフロンティア
5 人材需給と研究環境―若手のキャリア問題と大学の変容
6 科学の向かうところ―社会化シンドロームを超えて

出版社
商品紹介

論文ねつ造、データ改ざん、研究費の不正運用が世間を騒がす。科学は社会からの要請にどう応えるべきか…。

著者紹介

石黒 武彦 (イシグロ タケヒコ)  
1938年大阪府生まれ。1961年京都大学工学部卒業、1966年京都大学大学院工学研究科電子工学専攻博士課程単位取得退学。工業技術院電子技術総合研究所電子物理研究室長・基礎部長、京都大学大学院理学研究科教授、パリ南大学固体物理学研究所・ソウル国立大学・立命館大学客員教授などを経て、京都大学名誉教授、同志社大学ヒューマン・セキュリティ研究センター専任フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)