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近代による超克 戦間期日本の歴史・文化・共同体 下

出版社名 岩波書店
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-00-022558-8
4-00-022558-8
税込価格 4,730円
頁数・縦 340,13P 20cm
シリーズ名 近代による超克

商品内容

要旨

独創的な日本思想がなぜ文化的帝国主義に奉仕してしまったのか。九鬼周造、和辻哲郎、柳田国男、折口信夫、三木清…戦間期の思想史像を一新する。

目次

第4章 文化的記憶の持続(日常性という恐慌
文化的存在論―日常性の避けられない原初性
偶然の必要性
文化の二重性格―日常生活の重層性
国民性格の文化化
人間関係を家化する)
第5章 共同‐体(共同‐体の記憶術
民衆を形象化する
芸術、アウラ、繰り返し)
第6章 歴史的現実(実存、経験、現在
「生活文化」
「技術の力」
民族主義とファシズムという亡霊)

出版社
商品紹介

戦間期日本の社会変容がもたらした「近代の超克」への衝動に新しい光をあて、近代思想史を書きかえる。

おすすめコメント

第一次大戦後、資本主義の急激な高度化・都市化の進展によって引き起こされた社会変容は、日本の知識人に激しい衝撃を与え、20年代以降、文化的本来性をめぐる言説を大量に生み出した。西欧でも同時期に出現したこのあまりにも近代的な現象=「近代の超克」を新しい光のもとに捉え、日本の近代思想史像を一変した、衝撃の書。

著者紹介

ハルトゥーニアン,ハリー (ハルトゥーニアン,ハリー)   Harootunian,Harry
ニューヨーク大学教授。日本近代史・歴史理論専攻
梅森 直之 (ウメモリ ナオユキ)  
1985年早稲田大学政治経済学部卒業。シカゴ大学Ph.D.早稲田大学政治経済学術院教授。日本政治思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)