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現代社会革命論 比較歴史社会学の理論と方法

出版社名 岩波書店
出版年月 2001年3月
ISBNコード 978-4-00-022716-2
4-00-022716-5
税込価格 7,480円
頁数・縦 307P 22cm

商品内容

要旨

革命を行為者たちの利害や意図からではなく、国家や階級間の関係や構造から説明する著者は、その後寄せられた評価と批判をふまえつつ、本書ではその射程を現代にまで広げ、一層の理論的展開をはかっている。イラン革命やニカラグア革命をはじめとした現代社会の政治・社会変動の諸現象を、世界政治システム全体の文脈の中に位置付け、それらを近代における諸革命との連続の中で考察する。マクロな視点に貫かれた、比較歴史社会学の研究成果を総合する読みごたえある論集。

目次

序章 社会革命を説明する―研究の展開
第1章 マクロ社会分析における比較歴史学的方法の利用
第2章 革命をいかに説明するか―社会構造的アプローチの探求
第3章 フランス・ロシア・中国―社会革命の構造分析
第4章 農民革命の要因
第5章 「不労所得国家」イランの革命とシーア派イスラム
第6章 社会革命と大衆の軍事動員
終章 社会革命研究の近年の動向

著者紹介

牟田 和恵 (ムタ カズエ)  
1956年生まれ。甲南女子大学人間科学部教授。主な著書に『実践するフェミニズム』(近刊)岩波書店、『戦略としての家族』新曜社
中里 英樹 (ナカザト ヒデキ)  
1967年生まれ。松阪大学政策学部助教授
大川 清丈 (オオカワ キヨタケ)  
1964年生まれ。甲子園大学人間文化学部専任講師
田野 大輔 (タノ ダイスケ)  
1970年生まれ。大阪経済大学教養部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)