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普天間基地問題から何が見えてきたか

出版社名 岩波書店
出版年月 2010年12月
ISBNコード 978-4-00-024657-6
4-00-024657-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 174P 19cm

商品内容

要旨

政権交代が引き起こしたひとつの大きな波が、沖縄の普天間基地移設問題であった。「最低でも県外」と言明した鳩山首相に対して、沖縄から大きな期待が寄せられる一方、本土メディアなどでは「日米同盟の危機」「米国は怒っている」という反応が主流であった。このギャップの大きさは何なのか、なぜなのか。声命を発して、根本からの議論を呼びかけた本土・沖縄の識者が本質に迫る。

目次

はじめに 何が問われているのか
第1章 日米安保の正体(東アジアのなかの日米安保
海兵隊の北米移転が現実的
いまの安全保障は歴史のひとコマにすぎない―つぎの「安全保障」に向かって
属国精神の清算を)
第2章 本土への問い(パックス・アメリカーナと日本の植民地化
ポスト・デモクラシーの時代なのか―普天間問題、政治の迷走、ジャーナリズムの劣化)
第3章 沖縄の現実と課題(沖縄が直面する現実と将来展望
辺野古「アセス」はアセスではない
脱「軍事基地」の準備
軍用地料にみる基地維持財政政策の諸問題
日本の辺境から海洋ネットワークの中心へ)
第4章 提言(東アジアの平和のメカニズムの構築を―「普天間問題」を超えて
沖縄からグリーン・ニューディールを)
資料

出版社
商品紹介

それは「沖縄問題」ではない。「日米安保問題」であり、「本土問題」である。15氏による現代日本への問いかけ。

著者紹介

宮本 憲一 (ミヤモト ケンイチ)  
大阪市立大学・滋賀大学名誉教授。1930年生まれ。環境経済学、公共政策論
西谷 修 (ニシタニ オサム)  
東京外国語大学教授。1950年生まれ。思想史、戦争論、世界史論
遠藤 誠治 (エンドウ セイジ)  
成蹊大学教授。1962年生まれ。国際政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)