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東アジア流行歌アワー 越境する音交錯する音楽人

岩波現代全書 015

出版社名 岩波書店
出版年月 2013年10月
ISBNコード 978-4-00-029115-6
4-00-029115-7
税込価格 2,530円
頁数・縦 269,7P 19cm

商品内容

要旨

20世紀初頭から、東京・大阪・上海・ソウル・台北・台南・香港などでは、歌曲や音楽人が国境を跨いで交流し、日本を中心とする「帝国圏」と中国を中心とする「華語圏」とがせめぎあいながらも、ヒットする流行歌に人びとは共感していた。ダンス・映画・ジャズなどからの影響を受けながらうごめく、東アジア・ポピュラー音楽の栄枯盛衰を、資本・技術・人物・メディアの動きを通してたどる。

目次

序章 「帝国圏」と「華語圏」の流行歌
第1章 東西音楽の融合―ダンス音楽とレコード歌謡の幕開け
第2章 ラジオとトーキー映画―抵抗と啓蒙から生まれた流行歌
第3章 一九三〇年代―東アジアにおける流行歌の時代
第4章 戦争と流行歌―「軍歌」「戦時歌謡」vs.ジャズソング
第5章 戦争の残影―戦後直後の流行歌の光と影
第6章 植民地と革命の継続―香港と中国
終章 「歌」の解放?それとも分断?

出版社
商品紹介

ダンス・映画・ジャズなどからの影響を受け、世相を反映しながらうごめく、ポピュラー音楽の栄枯盛衰。

著者紹介

貴志 俊彦 (キシ トシヒコ)  
1959年、兵庫県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。現在、京都大学地域研究統合情報センター教授、日本学術会議連携会員。専門は、東アジア近現代史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)