• 本

つじつまを合わせたがる脳

岩波科学ライブラリー 257

出版社名 岩波書店
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-00-029657-1
4-00-029657-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 108,3P 19cm

商品内容

要旨

作り物とわかっているのに自分の手と思い込む。目の前にあるのに見落としてしまう。これらはいずれも脳のつじつま合わせが引き起こす現象。顔と声が別人の映画の吹き替えに違和感を覚えないのも同じ。われわれが安心して日常を過ごせるのも、こうした脳の特性のおかげなのだ。まさかと思う人も、もっと脳を深く知りたくなる本。

目次

第1章 つじつま合わせの達人(つじつま合わせ
五感と脳 ほか)
第2章 感覚を融合したつじつま合わせ(マガーク効果
腹話術効果 ほか)
第3章 見落として当たり前(選択の見落とし
変化の見落とし ほか)
第4章 形や色の好ましさ(典型的見え
好ましさと安定性 ほか)
終章 つじつまを合わせたがる脳との付き合い方(拡張される身体“ラバーハンド錯覚”
雑音への耐性“マガーク効果と腹話術効果” ほか)

おすすめコメント

日常生活に欠かせない脳がつじつまを合わせたがる特性。まさかと思う人も、もっと脳を深く知りたくなる本。

著者紹介

横澤 一彦 (ヨコサワ カズヒコ)  
1956年生まれ。1981年東京工業大学大学院総合理工学研究科(電子システム専攻)修士課程修了。工学博士。NTT基礎研究所主幹研究員を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授。日本認知科学会会長、カリフォルニア大学バークレイ校客員研究員などを歴任。専門は認知心理学/認知科学。理系出身の心理学者の草分け(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)