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「はやぶさ2」は何を持ち帰ったのか リュウグウの石の声を聴く

岩波科学ライブラリー 324

出版社名 岩波書店
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-00-029724-0
4-00-029724-4
税込価格 1,650円
頁数・縦 134,2P 19cm

商品内容

要旨

小惑星リュウグウにみごと着陸し、試料の入ったカプセルを地球にもたらした探査機「はやぶさ2」。リュウグウの石は、実に様々なことを語ってくれる。この小惑星と太陽系の歴史。海や生命の材料は地球の外にありえたのか。採取装置の開発を担当し、持ち帰られた試料の初期分析を統括した著者が、リュウグウ試料分析の成果をわかりやすく解説する。

目次

1 なぜ、地球の外へ(はじまりは月の石
太陽・彗星から持ち帰る ほか)
2 「はやぶさ」から「はやぶさ2」へ(小さいことはいいことだ
隕石から知る太陽系 ほか)
3 リュウグウへ到達、そして帰還(「そろばん玉」の理由
水の痕跡 ほか)
4 生まれたての太陽系からの声―リュウグウの石を分析する(太陽を固めたような隕石
リュウグウも太陽の石 ほか)
5 生命の材料はどこから―リュウグウの有機物を追う(生命の起源と「はやぶさ2」
リュウグウスープの味は? ほか)
エピローグ―リュウグウと太陽系の46億年

出版社・メーカーコメント

小惑星リュウグウに着陸し、試料の入ったカプセルを地球にもたらした探査機「はやぶさ2」。リュウグウの石は、実に様々なことを語ってくれる。この小惑星と太陽系の歴史。海や生命の材料は地球の外にありえたのか。採取装置の開発を担当し、持ち帰られた試料の初期分析を統括した著者が、リュウグウ試料分析の成果を語る。

著者紹介

橘 省吾 (タチバナ ショウゴ)  
1973年生まれ。大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻修了(博士(理学))。東京大学助教、北海道大学准教授などを経て、現在、東京大学大学院理学系研究科宇宙惑星科学機構教授。専門は宇宙化学。宇宙や太陽系を再現した条件での化学反応実験を中心に、太陽系の初期化学進化、惑星の化学的多様性の解明をめざす研究をおこなっている。「はやぶさ2」探査では試料採取の理学責任者や回収試料初期分析の統括を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)